今年の健康診断では、明治安田生命さんからの機器(カゴメ開発)の貸与により、野菜の摂取量を推定しレベルで表すベジチェックを実施しました。(80名ほどが計測!)
◎ベジチェックでは、皮膚のカロテノイド量を測定しています。(摂取から2-4週間かかります)
野菜を食べる → カロテノイドが体に吸収 → 臓器をめぐり皮膚にも蓄積される。
普段の食生活において様々な食品から600種ほどカロテノイドを摂取していますが、主要なカロテノイドは主に6種類。主な供給源としては緑黄色野菜や果物です。
健康日本21では1日に野菜350g果物200gとることが推奨されています。
レベル6.5が野菜350g摂取と推測されます。当社での平均は約レベル5です。
レベル4の人はレベル5以上を、レベル5以上の人はレベル6以上を目指して、野菜を食べましょう。
野菜として食べられない場合は、野菜ジュース、サプリも上手に活用しましょう。
参考
(1)カロテノイドを多く摂ることが体に良い理由 (独立行政法人濃畜産業振興機構HPより)
がんや心筋梗塞、糖尿病、肝臓疾患など様々な生活習慣病の発症に、酸化ストレスが関与することが多くの研究で明らかになっています。カロテノイド類はその構造から、抗酸化作用が強く、酸化ストレスから身を守ることで、様々な病気の予防に役立つと考えられています。
<カロテノイドレベルが高い人の効果(三ケ日町研究結果より)>
①飲酒者におけるγ-GTPの上昇リスクを下げる
②高血糖者における肝機能障害リスクを下げる
③動脈硬化リスクを下げる
④非糖尿病者におけるインスリン抵抗性のリスクを下げる
⑤閉経女性の骨密度低下のリスクを下げる
⑥喫煙者におけるメタボリックシンドロームのリスクを下げる
(2)生体以外の抗酸化システムの働き
食品から摂取できる抗酸化物質
ビタミンC, ビタミンE、その他にもカロテノイドやフラボノイド類
(3)タバコ・お酒が「ビタミン、カロテノイド類が毒消しのために消費されてしまう」
<たばこの煙> 200種類以上のニコチンや有害物質、発がん物質を含んでいる。
↓体は
代謝反応(有害物質を分解・排泄)により大量の活性酸素種(フリーラジカル)が発生。
酸化ストレスが引き起こされます。
↓限度を超えた酸化ストレス
細胞膜や遺伝子、脂質やたんぱく質などの主体成分を傷つけ、これらの酸化障害がガンなどの大きな病気を引き起こす原因の一つとなる。
<飲酒> 適量のアルコール(日本酒1合、ビール大瓶1本)なら問題なく肝臓で代謝。
↓飲みすぎると
過剰なフリーラジカルの発生源となり酸化ストレスを増大させ、肝細胞に障害を与えます。
↓飲酒を控えないと
脂肪肝 → 肝硬変 → 肝がんになってしまうこともあります。
野菜を食べているけど、野菜摂取レベルが低い人は、喫煙・飲酒の影響があるかもしれません。
喫煙・飲酒習慣がある人は、意識して、より多くの野菜を摂るようにしましょう。
今後も、社員の健康維持・健康促進を目的とした活動を実施していきます!